作品・インタビュー

Vol.16  N様 - Holidays -

幸せのはじまりはここから

住まいと美容室が仲良く同居する家

家の中も外も。潔いまでの「白さ」に包まれたN邸はシンプルがゆえの美しさに満ちています。なかでも部屋の大部分を占める床は、色によって全体の印象を決定づける大事なもの。ドアや壁紙も白をセレクト、窓枠も白に塗ってもらうという徹底ぶりです。白を選んだ理由はその明るさ。光が反射しやすいので、部屋全体にやわらかな光がまわり、広々と感じさせてくれる効果があるんです。「家の中が白いと、汚したくないと無意識に思いますよね。いつでもきれいな状態がキープできるようにという願いも込めて」と奥さま。

ともすれば無機質になりがちな白い空間にアクセントを添えているのが天井のレッドシダー。ランダムな木目のおかげで視線がすっと抜け、部屋全体がのびやかな印象に。さらにダイニングテーブルを壁付けにすることで空間を上手に活用。チェアをベンチにすれば省スペースにもなり、リビングを広く使うことができます。ほかにもテレビの後ろの壁には外観と同じラップサイディングをあしらったり、インダストリアル風のスイッチプレートを設置したり。小さなところにまでこだわりがぎゅっとつまっています。

「いつか家を建てるなら、自宅で美容室を開きたい」。このお家は美容師である奥さまの夢がつまった場所でもあります。住まいと同じく、美容室も清潔感のある「白」を基調に。なかでもお気に入りは三方を壁に囲まれたシャンプースペース。白のラップサイディング、白のタイル外壁、正面には木材をヘリンボーン柄に張って。さらに外構と同じ花ブロックをあしらい、シャンプー台との目隠しにしています。

そして自然光が差し込むカット台は、奥さまの身長や使い勝手に合わせて鏡の高さや棚の位置などを微調整。その一角にはカラフルな絵が飾られています。これはご主人と2人の子どもがプレゼントしてくれた開店祝い。この絵を眺めるたびにうれしい気持ちがこみ上げてきます。

どんな色にも染まれ、どんな色にも染まらない白。白い空間にこだわったこのお家は、いわば自由に描けるまっさらなキャンバス。ぎゅっと抱きしめたくなるような家族の時間や、楽しい思い出を積み重ねながら、住むほどにNさん家族らしいやわらかな色で彩られていくことでしょう。

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